歯科医院に通院する患者さんに勧めて欲しい食べ物・栄養成分など適宜お伝えしていこうと思います。

今回のテーマは、人間に欠かすことが出来ない「油」のお話です。

かなり前に油を抜くダイエット法が流行りましたが、これはあまり良い方法とは言えません。
人にとって油は必須の成分です。

大切なのは、どの油をどのように摂るかということです。

今回、オススメしたい油は「アマニ油」（亜麻仁油・フラックスシードオイル）です。

不飽和脂肪酸のひとつオメガ3脂肪酸に分類され【αリノレン酸】多く含まれる、とても良い油です。
ただ、空気に触れると固まってしまうこと、
加熱で壊れてしまことに気をつけなければなりません。

つまり、保存方法と食べ方が重要になってくるということですね。

まず、保存方法ですが、これは選び方にも関わる部分です。

私が選ぶ基準にしていることをお伝えしおきますね。
（分子整合医学京都予防歯科研究所の河瀬先生から教わったことなのですけどね）

１．空気と温度と光に弱いため、自分や家族が1か月程度で消費する量を選んで購入すること

こんな紫外線を通さないボトルのものを選んで下さいね

２．同様の理由で「光（紫外線）」を防ぐためビンが緑や黒っぽいものを選ぶこと

３．保存はしっかりと栓を締めて、冷蔵庫に保存したほうが良さそうです

４．オリーブオイルと同様なのですが、コールドプレス製法（圧搾方法）で抽出されたものかどうか？

おおまかにこれらのポイントを押さえておくと良いでしょう！

食べ方は、毎日スプーン１、２杯をそのまま飲んでも良いですし、

サラダ、豆腐、豆などに掛けけたり、ドレッシングの原料にするのが手軽です。

油は、必須脂肪酸ですので、必ず取る必要があります。

ですので、出来るだけ良質で、身体に不要な負担を掛けないものを選択してほしいものです。

今までの油の一部分でも「亜麻仁油」に置き換えるだけでも、かなり健康増進につながるでしょう。
（加熱用には、「オリーブオイル」が適しています）

出来れば、アマニ油を購入するときには・・

低温圧搾（コールドプレス）製法で、ボトル瓶が緑や黒のものをチョイスして下さい。

油は、歯周病などの治療成果に大きく関わる「炎症」に関与する成分です。
歯周雨病を本当に治そうとするならば、食事の管理（特に油）は欠かせません。
歯周病治療の成果は、抗菌剤によるものよりも、炎症コントロールによるものが大きいようです。

そういうことも少しエッセンスとして加えて指導してあげるだけで、先生と医院の評判はウナギ登りになるはずです。

ぜひ実践されて見て下さい。

それでは、また。