「春分」(しゅんぶん)からの15日間【マンネリ歯科に変化をもたらす七十二候(しちじゅうにこう)4】

春分 二十四節気

二十四節気の4番目「春分」(しゅんぶん)

2024年の場合「春分」は、3月20日

今年は季節が逆戻りしたような寒さと各地で被害が続出するほどの強風、大荒れの春分の日となってしまいました。

冷たい空気と温かい空気のせめぎ合いでしょうか?
暴風による危険も体調管理も大変な日がしばらく続きそうですね。

気をつけたいと思います。

さて、二十四節気とは、文字通り1年間を24の区分(節気)に分けて季節を表したもの。

いよいよ、このシリーズも4回目。
ついに来ました!
「春分」

つまり、

春ーっ!!!

二十四節気は「立春」から始まると考えますので、
「春分」は、第4番めの節気ということになりますねー。

三寒四温と呼ばれる、気候の変化も
そろそろ終わり。

「春分」は二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつですが、15日間をさらに細かく表現したのが「七十二候(しちじゅうにこう)」です。

今回も昔の日本人が、どのように季節感を捉え、生活や農業に活かしていたかを感じ取れたらと思います。

歯科医院は、いつ行っても代わり映えしないことが多いですよね(ごめんなさい)
待合室などの「空間」を変化に富んだ「通って楽しい場」にするために

旧暦は、季節感を再認識する良いツールですので、是非取り入れて欲しいと思っています。

そして、患者さんとの会話や待合室の雰囲気作りのヒントにしていくと、リコール率も評判も上がることは間違いありません。

先述の通り今年(2024年)の暦で言うと、

3月20日からの15日間ということになります。

 

では、今回も「初候」から見ていきましょう!!

【初候】すずめ はじめてすくう(雀始巣)
雀
すずめが、巣作りを始める頃。
すずめと言えば、「日本昔ばなし」の「舌切り雀」。
最もメジャーな昔話のひとつです。

童謡なら

チイチイパッパ チイパッパ
雀の学校の先生は・・・

というのも頭に思い浮かびます。

(※これは、一節によると軍国主義の様子を歌っているのだとか・・危険な香りです)

昔話や童謡って、結構こわい話が多いですよね。
こどもたちに恐怖や危険のイメージを教えるためのものだったのでしょうね。

脱線しましたが、雀の活動が活発になる様子を表したのが、すずめ はじめてすくう(雀始巣)です。

【次候】さくら はじめてひらく(桜始開)
桜開花宣言

実はこの「春分」の記事を書くのに数日を要してしまい、
気がつけば「お彼岸」も明けていて、京都の天神川の桜も咲き始めていました。

もう数日でかなり蕾も膨らみ、一気に開花する気配です。
来週末辺りが絶好の「お花見日和」になりそうです。
(京都嵐山は、観光客でごった返すでしょう?!)

天候だけが心配ですね。
幸せ気分に水をさしてほしくないなあ〜と切に願うばかりです。

 

桜は、日本人の希望の象徴。
皆が桜の開花を心待ちにしていますよね。

自然とキモチが明るくなります。
日本人のDNAに組み込まれている喜びのひとつと言っても過言ではないでしょう!

院内の待合や受付に【桜の生花】が飾ってあったら・・

ほぼ全員が嬉しく、明るくなり、幸せ感アップしてしまうでしょう。

是非、活けてみて欲しいと思います。

【末候】かみなり すなわちこえをはっす(雷乃発声)
春雷

寒い空気と暖かく湿った空気がぶつかり合う季節。

「春雷」には十分ご注意を!

公園の大木に落ちてとばっちりを食らうこともありますし、
ゴルフやテニスを楽しまれる方も注意が必要です。

ゴルフもテニスも、道具が金属やカーボングラファイト(炭素繊維)でつくられているのです。
電気を通して下さいと言っているようなもの。

それを広い場所で振り上げ、振り回すのですから「春雷」の標的になりやすいのです。

季節感を大切にする昔の人の知恵は、
風情を楽しむだけが目的ではないのだと分かる気がしますね。

食べ物を確保していくための時期を間違えないこと、
危険を察知する能力を身につけること。

まさに命と直結した中にも、五感を使って楽しむ、遊び心を忘れない。

そんな豊かな感性を感ぜざるを得ません。

この時期、確実に患者さんの心を捉えることが出来るのは・・

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本当にちょっとしたことで評判は上がるもの。
結果的に増患・リコール率の向上だけでなく、スタッフの離職率を下げ、スムーズな求人にもつながります。

歯科医院をもっと日本人にとって身近な存在にするために、より良い医院空間=「場」の創造に取り組んでいきましょう!

それでは、また。

運営者「歯科医のための年収UP講座」主宰

投稿者プロフィール

「セカンドオピニオン推進委員会」代表。

15年以上に渡り、1000名以上の歯科医に「増患・自費率アップ」など、Webを中心とした歯科医院のマーケティングノウハウを指導してきた実績をもつ。

現在は、経験を生かした発展型歯科コミュニティー「歯科医のための年収UP講座」主宰を通じて、専門分野であるマーケティングの枠にとどまらず、歯科食育士検定事業・食育(予防歯科医療)・スタッフ教育(接遇)・医療法人化・資金の最適化・資金調達・税務・保険・投資・事業承継・相続など、歯科医院経営にまつわる問題に関する講座やセミナーを企画・プロデュースし開催している。

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