「●●さん、根っこの治療は焦っちゃだめですからね。しっかり、治していきましょうね」
患者さんに「根管治療」の難しさや時間が掛かること、説明してますよね。
これ、自費獲得(契約とか次回アポイント)にも同じことが言えますよね。
「先生、すぐに自費取ろうと思っちゃいけません。信頼関係(ラポール)構築しながらじっくり取り組んで行きましょうね!」
これが、私が先生に今日一番伝えたい事です。
患者さんは、先生やスタッフ、そして歯科医院の雰囲気を観察し、品定めから入ります。
この先生は信頼できるのだろうか?
腕はいいのだろうか?
わたしの話(悩みとか希望とか)をちゃんと聞いてくれるだろうか?
先生も患者さんを選びたいと思うことありますよね。
それは自然なことで、間違っているとは思いません。
経営戦略としても考えてイイ話です。
でも、最終的に「選ぶ権利」を持っているのは、患者さんなんですよね。
つまり、先生がやるべきことは、「選ばれる歯科医院」になることです。
どうしたら「選ばれる歯科医院」になれるのか?
このテーマを追究していくことが、経営者としての院長先生が考えるべきことです。
これは、「歯科医」として研鑽を積み、技術の高みを目指すこととは、また別のお話です。
経営者として考えるべきことなのです。
開業した以上、経営から逃れることはできません。
頭が痛くなることも多々あるでしょうけど、ひとつひとつ乗り越えていきましょう!
私は歯科経営には、明るい未来が待っていると考えています。
歯科医の先生方が、より深く患者さんのこと、日本人の健康のことを考え、追究していくことが出来れば、歯科医の先生のポジショニングも高まり、患者さんももっと幸せな生活が送れるようになるでしょう。
日本人がもっと健康に長生きできるようになれば、医療費の削減にもつながります。
その先頭に立つべきは、歯科医の先生なんです!
そんな未来を実現させるためにも、「結果を急いじゃダメ」なんです。
もちろん、いますぐ必要な患者さん、求めている患者さんには今すぐ契約を勧めて上げて下さい。
欲しい人にはすぐに売ればよいですし、そのほうが喜ばれます。
しかし、並行して「長期的な視野と戦略」も必要です。
要はバランス感覚ですね。
歯科に限らず、現代のビジネスはすべて「教育的要素」が不可欠になっていることは常識です。
この考え方に共感してくれる先生が、ひとりでも多くなるよう私も取り組んでいこうと思います。
それでは、また。
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