二十四節気の12番目「大暑」(たいしょ)
2022年の「大暑」は、7月23日(土)
京都では、祇園祭の宵山までは梅雨のシトシト雨や突然の夕立が降り、
7月17日の山鉾巡行(2020年・2021年はコロナ禍のため中止)もにカァ〜っと晴れて「梅雨明け」というのが理想的で気分が盛り上がる展開です。
厳しい陽射しに照らされ、さっきまで降っていた雨が地面からモワッとした熱気となり、京都のうだるような暑い夏の到来を告げるのです。
しかし、昨年に引き続きコロナの影響で山鉾巡行が取りやめになってしまいました。
祇園祭の翌週は、水の都「大阪」で(例年)7月24日〜25日に『天神祭』が開催され、熱気を帯びるのが本来のこの時期。
本来であれば、各地で夏祭り、花火大会が開催され、いよいよ夏本番の時期です。
気温が35℃を超える日もめずらしくなくなり、熱中症には注意が必要です。
屋外で買い物のために歩いたり、自転車に乗ったりするときはもちろんのこと、
家の中でも水分補給を心がけましょう。
水分補給の具体的な方法としてこの時期にオススメなのが・・・
そう、甘酒ですね!
江戸時代には冷たい「甘酒」が屋台で売られていたと言います。
米麹から作られる甘酒は、実は夏バテ防止に一役買っていたのです。
(玄米麹から作られたものなら、さらに良い!)
日本人の知恵ですね!
という具合に「プチ健康情報」を患者さんに伝えてあげてください。
歯のことばかりでは、患者さんの興味関心を維持し高めることはできません。
逆に興味関心を引くことができれば、年代問わず世の主婦には欠かせない「ランチ」や「お茶」の席で自然と話題に登るものです。
これからの歯科医院は、「健康情報発信基地」の役割を果たすことで存在感を増していく
その情報は特別なことである必要はありません。
先生にとっては特別ではないことでも、患者さんにとっては新鮮な情報であることも多いですし、歯科医院で目にする、耳にすることで、他で知るのとは違った印象や気づきを得られるものです。
歯のこと、お口のことばかり伝えてもなかなか響かないものです。
その周辺情報を伝えていくことで、本題へと導く道をつくることができるのです。
シナプスのように無数に繋がり、絡みあう情報網を少しずつ積み上げていくイメージです。
そうすることで患者さんに、「先生の言っていたのはこういうことね!」とピンと来る瞬間が訪れるのです。
それが売らなくても売れる提案型営業スタイルの確率へとつながります。
脱線してしまいましたね!!!
では、本題の二十四節気シリーズ、第12回目!
いってみましょう・・
「大暑」
【初候】きり はじめてはなをむすぶ(桐始結花)
日本政府の紋章にも使われている桐。
昔から豊臣秀吉ら天下人が好んだと言われています。
そんな桐の花が咲き、たまご型の実をつけるのがこの頃。
【次候】つちうるおうて むしあつし(土潤溽暑)
モワッとした不快な蒸し暑さが増し、夏に嫌気が差す頃。
夏バテで胃腸を壊したり、体調を崩す人も多くなると思います。
多忙を極める歯科医院では、先生もスタッフも自分の健康・体調管理を気をつけなければならない時期でもあります。
暑さに音をあげる私たちを尻目に土は豊かに水を蓄え、木々は強い陽射しを受けていっそう緑を増していくのです。
【末候】たいう ときどきふる (大雨時行)
最近では梅雨時でも見掛けることがある入道雲ですが、真夏の青空にムクムクと姿をあらわす様はこの時期ならでは。
雷雨を呼ぶ、この雲には注意が必要ですが、何かエネルギーに溢れていて疲れた身体に不思議なパワーを感じさせるような気がします。
繰り返しになりますが、寒さは服を着れば何とかなりますが、屋外の暑さから逃れることはなかなか難しいものです。
夏の直射日光は体力を奪い、必然的に夏バテ状態に陥ります。
そんな時期の情報発信ネタは何と言っても「食」を中心にした夏バテ防止対策関連がオススメ!!
歯科医院で聞くからこそ、心に響くものです。
理屈ではなかなか人は動きません。
特に患者さんの中心が女性の歯科医院では、感情に訴えかける情報を事あるごとに伝え続けることで口コミにつながります。
このような取り組みは一朝一夕には実を結びません。
日々の積み重ねによって中長期的にリターンがあるものですので、ぜひじっくりと取り組んで頂きたいと思います。
何より患者さんの利益のためになることですので、リターンばかりにとらわれず取り組んで欲しいと願っています。
それでは、また。