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- USPなんて普通の歯科医院やお店にあるのか?!【選ばれる医院になるために】
USP(ユニーク・セリング・プロポシション)は歯科マーケティングに必須か?
USP、簡単に言うと他者(ライバル歯科医院)との差別化出来ること、真似できない優位性みたいなことだと思って下さい。
でも、普通そんなに優位性なんて見いだせないと思いませんか?!
私は自分自身のUSPは、そんなにないと思っています。
歯科医院に特化した増患・自費率アップなどマーケティング(広告・広報・宣伝活動)を中心にやらせてもらってますが、他にもたくさん同様の事業内容やコンセプトの会社やコンサルタントが存在します。
私のように対象顧客(ターゲット)を業界や業種で絞る戦略をとった場合、地域を絞り込むことが難しくなります。
そのため、全国に顧客やメンバーさんが点在することになるというデメリットが発生するのです。
一方、先生方のように開業歯科医院の経営戦略を考えてみると、必然的に地域を絞り込むことになりますね。開業地から半径何キロ圏内とか、現在の行政区ではない昔からの地域区分とか、京浜東北線でアクセスしやすい範囲とかいった具合です。
その想定商圏の中で、他ではやっていない治療法を自分だけ出来ますよ!
ということは、今の時代ではごく稀ではないでしょうか。
自分で開発した治療方法や医療技術、医療機器・薬剤などがある先生は別かもしれませんが、それもいずれ普及して全国に治療可能な医院が次々に存在することになります。
このように考えてみると、本当にUSPをつくり上げることは現実的でないというのが、歯科医院コンサルタントである私の考えです。
では、どうしたらライバルとの差別化を実現出来るのか?
それは、
ストーリーとコンセプト
だと思います。
どういう想いで、現在の開業地を選んだのか?
その地域の人にどんな治療を提供したいのか?
(それは何故か? キッカケは何だったのか?)
そして、もっとも重要なのが、
【先生の医院に通院しつづけるとどのような幸せな未来がやってくるのか!!!!】
ということです。
そのイメージを患者さんや見込顧客(見込み患者さん)に描いてもらえるかが、
「選ばれる理由」になるのです。
「選ばれる理由」を明確に打ち出すこと。
これが、地域密着型のビジネス形態である「歯科医院」のUSP定義だと私は考えています。
そして、それをどのように周辺の人々(見込み患者さん)に伝えていくのかを考えていくことが、繁盛医院への近道となるのです。
それでは、また。
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