- Home
- コミュニケーション, スタッフの気持ち, ブログ, 歯科医院経営
- 伝え方次第では誤解を生んでしまう【コミュ力UPは歯科の重要事項】
歯科医院経営に限ったことではありませんが、仕事でもプライベートでも「コミュニケーション力」はとても重要な要素です。
特に気を付けて欲しいことは、スタッフとの会話
つまり、コミュニケーションです。
指示を出すときはもちろん、普段の何気ない会話にも気持ち・感情は言葉に乗っかって現れてきます。
いま相手を良く思っていなければ、以前良く思っていたときと同じことを同じように伝えたつもりでも、相手は素直に希望通りの返事や行動を取ってくれないものです。
相手は、あなたの目の色や輝き、視線の配り方、顔の筋肉の動きなどを自然に読み取り感じ取り、察してしまうのです。
リーダー的な立場にある先生や歯科衛生士さんは「伝える力」が必須スキル
人をまとめて引っ張っていくのに必要な最重要スキル・能力は「伝える力」、コミュニケーション能力です。これは、別に話がうまいとか、おもしろいことを話せるということとは別のことだと私は考えています。
話すのがうまくない、もっというなら苦手な人でもリーダーとして尊敬され、皆が着いて行くと口を揃えて言われる人だっているのです。口数は少なくても大切なところで、的確なことをはっきりと言うことが出来る人なのだと思います。
そして、それは自分の都合ではなく、相手の立場に立って話せる人だからこそ「話し下手」「口ベタ」でも説得力が生まれ、心に響く言葉になるのです。自分の利益や都合ばかりを押し付けていては、いくら経営者、雇い主であると言えども部下は動きません。
「先生の下ではもう働けません」
「こんな医院辞めます」
となるのがオチでしょう。
「そんなつもりで言ったわけじゃないのに・・」
先生は本当にそうでも、その時の気持ちや気分がことばにのって伝染しているのです。以前にも書いた「言霊」ってやつです。
そうなった時には、もう遅い。スタッフの心の扉は、ガッチリと閉ざされ、厳重に施錠されてしまいます。すでにセコムやALSOKのような警備システムも搭載しているかもしれません(笑)
イラツイていたときに、人に八つ当たりしてしまうことありますよね(特に家族やスタッフにね)。先生も人間ですから、イライラしたり、面白くなかったり、八つ当たりしたりすることもあります。僕も勿論そういうことは良くあります。だからこそ、言う前に一度冷静になることが大切だし、何気なく言ってしまった後にもしも「しまった」と感じたらなら、後からになってでも素直に謝れるかどうかが、その後の人間関係に大きく影響するのです。
院長だから、経営者だからスタッフに謝れない
そう考えているなら、すぐに直したほうが良いと思います。厳しく指導するときは厳しく、間違えたり、行き過ぎた時には謝る。人として普通のことがスタッフをひとつにまとめるコツだなあと最近の若者の見ていて特に感じていますので、われわれ大人が柔軟に対応して、彼らの良い所、能力を引き出して行かなければいけないなあ〜と、そのことをお伝えしたいと思って書きました。
それでは、また。