- Home
- スタッフ教育・接遇, ブログ, 他業種研究, 求人成功法
- 塚田農場に学ぶ「プチサプライズ」で顧客の心を わしづかみにするちょっとした演出
おみやげ渡すの忘れてましたー
名古屋(名駅)での「医療法人活用セミナー」懇親会解散直後のお話
名古屋セミナー開催報告の記事で紹介した居酒屋全国チェーン「塚田農場」(まだ引っ張るんやー)。
このお店、若い女性スタッフが、わざとらしいほどの説明や演出をしてくる「元気系居酒屋さん」なのです。
「この鮮やかな濃い黄色の卵は・・・」とか
「コラーゲンたっぷりのお鍋で、ぷりっぷりのお肌になっちゃってください」とか
予約名とメッセージを書いたプレートを持ってきてくれたり・・・
セミナー終わりの懇親会としては、(いろいろ先生方と密談もしたいですからね!笑)ちょっと邪魔な演出と感じざるを得ませんが、それでも悪い気はしないですね。
経営者としては、とても勉強になりました。
そして、極めつけの演出が・・・
講師の田中さん、岡本先生や西田先生と店を出て名駅方面に歩き始めたとき、
「セカンドオピニオンのみなさーん、おみやげお渡しするのを忘れてました〜」
と追いかけてきたのです。
【女の子】「これ、先程お店でも新鮮なお野菜に付けて食べて頂いた特性のもろみ味噌です。良かったらお家でも食べてみて下さい!」
【我々おっさん達】 「おーっ、ありがとうね〜、また来るわー」
こんな感じのやりとりだった気がします。
本当に忘れていたか?
「わざと遅れて追いかけてきて渡す」マニュアル通りの演出だったのか? は定かではありませんが、以前に書いた記事の通りにやってるなーと感じた出来事でしたね。
お店自体を「劇場空間」として演出しているわけですね。
そしてちょっとしたサプライズを用意して、「心をわしづかみ」にしてリピーターにしてしまう。簡単で、コストもわずかで済むのに効果は絶大です。プレゼントやおみやげは、何も高価で高級なものである必要はないということが分かりますね。
大切なのは、私は、私たちは「あなたのことを気に掛けていますよ(また来てくださいね)」というメッセージ、気持ちを伝えるということなのです。おみやげは、その気持ち、心を伝えるツールでしかないということなのです。
今回も他業種からの気づきを得て、演出とか「スタッフ育成」が大切だと感じました。
実は「採用時」が最重要であるという現実
こういう演出をするために最も大切なことは、アルバイトスタッフの採用です。
お客さんとの会話やコミュニケーションを取ることが好きな人、誰かを喜ばせることに幸せを感じる人、そしてキビキビとしていて明るい人でなければとても仕事になりません。教育や研修で何とかなるという要素ではないのですね。
東京ディズニーランド(TDL)のクルーやスターバックスのパートナーと呼ばれているアルバイトスタッフのようなホスピタリティーが要求される仕事です。教育で何とかなる部分ではない要素が大部分を占めますので、最重要ポイントは「採用時」ということなのです。これも歯科医院スタッフの採用にも当てはまること。
とても参考になりますね。
それでは、また。
《他業種研究シリーズ》
「コストコとダイコクドラッグの共通点」も合わせてチェック!
→こちらから