歯と口腔のプロ(専門家)である歯科医の先生。
当たり前のことですが、
どうしても視点が「医療的」になりがちです。
これは、どの専門家でも同じことが言えるのですが、
顧客(患者さん)が求めていることと、
専門家が重要視していること、
素晴らしい思っていてアピールしたいこと等との乖離が起こってしまいます。
「そんなこと求めてないし・・・」
ということになるわけです。
患者さんが求めていることは、意外とシンプルなものです。
最新機器や最新医療技術よりも、
安全性であったり、
普通に「人と人」との会話であったりするわけです。
もちろん、歯科医療技術が話にならないほど古いものではいけませんが、
必ずしも最先端である必要はないのです。
普通に会話のキャッチボールが出来る方がよっぽどリピートしてくれて、ファン顧客・優良顧客になってくれるでしょう。
歯科で言うところの「リコール率アップ」につながりやすくなります。
基本的な患者(顧客)心理は、以下の様な普通の内容だと思います。
・必要なときに必要な情報(会話)が欲しい
・自分が聞いたことにわかりやすく答えて欲しい(説明)
・自分の話を聞いてもらいたい、尊重してもらいたい
・一方的に難解な医療用語や自費の話ばかり聞きたくない
この他にも色々と考えられますので、
気づいたこと、医院を訪問した際などに具体例に遭遇したらお知らせしていきたいと思っています。
ひとつ言えることは、難しい言葉を極力使わないこと。
中学1年生の機械や科学(化学)に全く興味が無い女の子(もちろん男の子でも)
に分かるようなことばで、大人にも話して欲しいのです。
忙しくても、面倒臭がらずに!
患者さんのニーズやウォンツを知ることの重要性をこの機会に考えてみてください。
では、今回はこの辺りで・・