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「奥歯が少し欠けてますね〜歯ぎしりしてるって言われませんか?」【患者さんとの会話例集】
「●●さん、奥歯が少し欠けてますねー。
歯ぎしりしてるとかご家族に言われたことありませんか?!」
こんなふうに歯医者さんで言われたら、私ならドキッとします。
そういう何気ない会話を自然にしてあげて欲しいんです。
ドキッとするひと言が患者さんを行動に導くのです。
誤解しないでくださいね。
恐怖心を必要以上にあおったり、脅せと言っているわけではありません。
でも、人は得られるよりも『失うこと』の方が嫌だし、恐怖を感じるんです。
だから、気になり始め、気を付け、行動に移すことができるのです。
(患者さんの思考が変化し、行動変容を起こしてくれると大きいですよね)
「私って、歯ぎしりしてるんや〜」
寝ている自分のことなんて、家族やよっぽど親しい友人しか知らないことですよね。
そんなに頻繁で、自分の安眠が脅かされるほどでもないなら、家族でも気を使って教えてくれないかもしれません。
でも、「歯が欠けている」という具体的な事実から『歯ぎしり』という自分の知らなかったことを知った時、きっと治したいと自然に思うはず。
はい、患者さんがそう思った【その瞬間】がチャンスです。
歯が破折するのもイヤだし、そもそも友達と旅行に行った時に「歯ぎしり」したら恥ずかしいですからね。
そこで、解決策を教えてあげましょう。
「マウスピースを付けて寝るようにすると良くなることが多いですよ。試してみますか?」
このひとつのキッカケが、欠けている歯を治したくなるキッカケにもなります。
他の歯のこと、口腔内のこと、顎の歪みや表情筋のこと、
そして健康のことへと関心が広がります。
(私は、このことを「情報同士をリンクさせる」と呼んでいます)
「歯ぎしりはね、ブラキシズムって言って・・・」
そこから、睡眠の話題や全身の健康への影響なんかへ繋げていけば、患者さんはチェアから起き上がらんばかりに興味を示します。
そしてその患者さんは、ブラキシズムという知識(キッカケ)を最初に与えてくれた先生に感謝をすることになり、少なくとも歯のことに関しては先生に毎回相談することになるでしょう。
とにかく、患者さんとの会話を大切にしましょう。
それは、自費を獲得するためではなく、患者さんの豊かで明るく幸せな生活のためです。
その幸せは、必ず先生や歯科医院スタッフの元に返ってくるものです。
それでは、また。
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