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「歯医者さん74,025件で、コンビニが47,661件」またこの比較か?!(でも増えてる)
- 2015/12/30
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歯科業界ではかなり以前から、
ここ数年に至っては、
一般向けの雑誌やニュース記事でも目にすることがある
「歯科医院とコンビニの件数比較」
一般的に使われている数字は、
約68,000件だと認識していましたが、
今年9月に新たに見つけたデータがタイトルにも書いた
【74,025件】という数字です。
このデータ元は・・・
日本中のコンビニと歯医者さん、どっちが多い??
というデータを専門に扱う会社のブログを読んでいて見つけたのですが・・・
まぁ、7万4千件でも6万8千件でも、
件数が増えた減ったということが言いたいわけではなくて、
この手の記事の意図するところは、
「歯医者ってすごい数でしょ?!」(知ってましたか?〜)
ってことに変わりはないわけで、
この数字や比較に
もうウンザリという先生も多いのではないでしょうか?
確かに「単一診療科」としての【約7万歯科医院】は、
医科の他科と比較して格段に多いことは事実。
でも、これが本当に多いのか?
この約7万件の歯科医院数を
「やっぱり多過ぎるよな」
という状況にしてしまうのか?
それとも、
「もっと多くてもイイ、いやまだ足りないくらいだよ!!」
と言われるようにするかは、
今後の先生方や「歯科医療業界に携わる私たち」の取り組みと行動次第なのです。
現に日本の歯科受診率は20%にも満たないと言われていますよね。
この数字を25%〜30%に引き上げるだけでも状況は全く違ったものになるでしょう。
もし、歯科受診率が倍増すれば、7万件でも足りない状況が生まれてくるに違いありません。
そして、歯科受診率が上がれば、当然日本人の口腔環境も格段に上がります。
そうなれば、予防と定期管理を根本的に指導できる歯科医院が多く必要になるわけです。
クリーニングや歯磨き指導だけやっているようでは、予防歯科としての役割を果たせなくなるでしょう。
そんな時代に備えて今から勉強し、準備しておく必要があるのです、
このことが理解できている先生は、まだごく一部で、活動をされているグループも知る限り数えるほどしか存在しないのが実情です。
当講座は、「歯科医のための年収アップ講座」というネーミングのため、
がめつくお金を稼いで行こう!
とか、ライバルをなぎ倒して、
「歯科戦国時代」を勝ち抜いていこう!
という集まり(コミュニティー)と思われているかもしれませんが、そういう意図ではないんですね。
収入アップを謳っているのは、
より良い診療環境を整えて欲しいからであり、
より良いスタッフを集め、
より良いスタッフを育ててほしいからであり、
より良い患者サービスを提供して欲しいからです。
フェラーリやマセラティを乗り回して欲しいからではないのです。
私たちは、『7万歯科医院』でも足りない!
という状況を作り出すためには、「食育・予防」にもっと力を注ぐ歯科医院・クリニックを大幅に増やしていく必要があると考えています。
唯一の生き残り策と言って過言ではありません。
「削る歯科」は、7万件必要ありません。
もちろん、高度なインプラント治療・オペが出来る歯科クリニックは必要なので、当然そういう高度な専門性を持ったクリニックは生き残っていきます。
しかし、「インプラントやってます」という歯医者さんは、淘汰されていくでしょう。
八百屋がスーパーに、スーパーがイオンモールなどの大型ショッピングモールになったように、
街の銭湯がスーパー銭湯になったように、
街の電気屋さんが家電量販店になったように・・・
例を挙げれば切りがありませんが、統合されて大型化されてきた経緯は、ご存知のとおりです。
ただ、そんな中でも必要とされて生き残っているのが、『専門店』です。
代わりがない専門職であり、大型化した店舗では対応しきれない細かいサービスが提供できるお店です。
例えば電気店で考えてみると、高齢化が進む中、小回りが利いて、蛍光灯ひとつでも交換に来てくれる電気屋さんは逆にニーズが高まっていますよね。
これまでの大型化全盛の時期を耐えぬいた電気店が、いま復活の時を迎えるチャンスです。
歯科医院は「医療機関」であり、国に守られている要素も強い(賛否あると思いますが、ここでは議論しません)ため、簡単に淘汰されたり、買収、M&Aされて大型化されていくことは考えにくいですが、経営体質が弱いところから倒れていくことは既に始まってしまっています。
「食事指導」「栄養指導」の専門知識をベースとして、コミュニケーション力も備えた「食育・予防歯科」が7万件のうちの多くの多数を占めていくことが必要だと考えています。
場合によっては、「削るチェアを持たない歯科医院形態」があってよいと考えているくらいです。
今後、この考え方を広げていく活動を進めていきたいと思います。
連携できる先生やスタディーグループの皆様がいらっしゃれば是非お声がけください。
一緒に歯科受診率をあげる活動をしていきましょう!!
では。
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