- Home
- コミュニケーション, ブログ, 患者心理
- 「場」としての歯科医院を考えてみる
先生の歯科医院は、どんな歯科医院ですか?
最近開業された先生や改装・リニューアルされた先生のクリニックは、もしかしたら病院・医院と言うよりは、入りやすい雰囲気で、居心地の良いカフェやサロンのようなコンセプトで設計されているかもしれませんね。
歯医者嫌いの人も多いですし、敷居を低くする工夫や努力は絶対に必要なことです。
しかし、すべての歯科医院が同じような雰囲気やコンセプトである必要はありません。
近所にサロンのような雰囲気の新しい歯科医院が開業したからといって、自分も同じ雰囲気にしなければ負けてしまうと言うわけでもないのです。
医療機関としての歯医者を求めている人も多く存在しますので、作りが古いからといって悲観する必要はないんです。
「場」として、どういう立ち位置なのか?!
どの業種やお店でも同じことですが、
だれのための歯科医院なのか?
主に何に主眼を置いているのか?
それによって集まる人(患者さん=顧客)は、自ずと変わってくるのです。
Birds of a feather flock together. なんです。
Google翻訳で検索してみたら、
『Kind is called the friend.』
という表現でした。(こっちの方がニュアンスが近いかもしれません)
つまりは、いまの時代、求められているのは、
『場』としてのあり方であるということです。
「あそこに行くと確実に治してくれるよ(腕のいい先生だよ)」
それがイチバンいいことですが、
「丁寧に説明してくれるし、スタッフも親切で感じが良いよ」
って評判になってもいいわけです。
医療、医療、先端技術だと言っても、相手にすべきは来てくれる患者さんであって、「人」であるということを忘れないでください。
ただ、腕がいいから、自信があるからと、ふんぞり返っていたり、上から目線の話し方では、いまの患者さんはついてこないですよ。
「そんなことしてないよ!」
という方がほとんどだと思いますが、根底にある考え方が表情、特に「目」に現れたり、言葉尻りに現れるものです。
実際、この人分かってないな、気づいてないな・・
と感じる先生もいらっしゃいますので、一度考えてみてください。
現代のビジネスは、対等な関係が基本ですから、どちらが上でどちらが下ってことでは「場」が成り立たないんです。
共に戦う仲間、チャレンジする仲間が集う「場」としての歯科医院。
同じ世代や仕事、子育てや介護の悩みをもつ人が集まる歯科医院。
直接の会話やコミュニケーションがなくても、同じような雰囲気の人がいることで「場」が形成されていくものです。
この概念を理解することが、いまの「歯科医院経営」、地域で評判の歯医者さんになるために大切な要素になるのです。
【この記事が気になった方へ「おすすめのセミナー」】
女性の気持ちが分かるセミナー第一弾
『リコール率』激増「女性患者の心を掴み、また来たいと思ってもらえるファン患者化への黄金法則」
→詳しくはこちら