ゆとり
ですが
なにか(笑)
先生の医院にも「ゆとり世代」のスタッフがいるのではないでしょうか。
取り扱い(ゆとり世代の方すみません)が難しい世代である反面、昔の日本人にはいない新たな発想や考え方をもつ世代であるとも言え、この世代の心情を理解してあげられるとしたら大きな力を発揮してくれる可能性を秘めているのです。
見出しの「ゆとりですかなにか」は、先日まで地上波で放映されていたTVドラマです(HULUなどでネット配信もされていますので気になった方はチェックして見て下さい)
また、下記のような本もありますので、ゆとり世代のスタッフの気持ちや言動が理解できないと頭を抱えている先生は、読んでみると良いと思います。
この世代に限ったことではないですが、いまの若者は厳しい上下関係に慣れていない場合も多く、クラブ活動や体育会でバリバリ運動していました!という場合でさえ必ずしも怒られ慣れていなかったりするので、代診の先生を叱る必要がある場合にはご注意頂きたいと思います。
頭ごなしに怒鳴ってしまったり、逆に遠回しに伝えすぎたりしても理解されないケースが考えられます。
まずは話を聞いてあげる、理解者であり相談できる相手であることを示す必要があると思います。しかしながらすべてを相手のペースにしては調子に乗って本末転倒な事態になりますので目的ははっきりした上で毅然とした対応が必要です。
「何を伝えたいのか」
これだけは、はっきり行った方が良いですね。昔なら怒ったり、喧嘩した後に理解し合えたり連帯感が生まれたりしたものですが、そういう経験則は捨てて下さい。もし、そういう感覚を得られたとしてもすべて解決と思わないほうが良いですね。
ゆとり世代は、相手に合わせることもうまいですから理解していなくても自然とそういう空気感を生みだすのだと感じます。そして、根本的に親にも先生にも殴られたりしたことは特殊な環境にいないかぎりありませんので、怖い存在がない可能性が高いのです。
これを理解していない先生が多いように思います。怒ったところで「こわくない」わけです。すぐに辞めれば良いですし、そもそも怖いと感じないわけですから怒ったところで
「この人は何を怒っているのだろう??」
と??となるだけなのです。
そして、以降は理解し合うことはよりハードルがあがり難しさを増します。そうなる前に日頃から話をしておきましょう。難しい話をしてはいけません。歯科に関係ないことで良いのです。いや関係ないことの方が良いですね。
仕事で何を得たいか?
どこを目指すのか?
そんなことを聞いてはいけません。
自分たちは「あの車が欲しい」、「一戸建てやマンションを買うんだ!」と頑張ってきたんだとか、そんなことを言っても響きません。そもそも車なんて欲しくない若者が多い時代です。理解困難な世界なのです。
競争社会にいる実感がない若者が多いですね。
運動会でも校内テストでも順位付けが行われなかった世代ですからやむなしです。
理解できなくても共感できるように「共通の話題」みつけましょう。
先に述べたように上下関係も希薄な世代です。そういう目線や感覚で接するのではなく、共感を生みだすことです。
スタッフの気持ちが理解できず、困り果てている先生、相談に乗りますのでご一報ください。何らかのアドバイスは出来ると思います。テレビドラマ「ゆとりですがなにか」もおすすめです。
あ、「くれぐれも」なのですが勉強のためだとか医院経営のためだとか、そういうスタンスはNGですよ!
そういうものではなく肩の力を抜いて気楽にみてもらえる方が良いですね。そういうスタンスがゆとり世代を理解するためには大切になりますので!
ゆとり世代を頭ごなしにダメだと決めつけず、力を発揮できるような環境を整えてあげて下さい。高い能力を発揮する可能性を秘めていますので一度話をしてみることをオススメします。
それではまた。