院長は歯科医院のプロデューサーであり演出家たれ!

歯科医院スタッフは劇団員として育てよう

歯科医院・クリニックを劇場と捉えてみる?!

先生は自分の医院をどんなふうにしたいですか?

▶最先端先端治療を行う地域一番の設備と技術の高さを売りにしますか

▶予防を中心に健康のベースをサポートする地域・生活密着型の親しみやすい「かかりつけ歯科医院」を目指しますか

▶オシャレで居心地の良い空間と気が利くスタッフがいるサロンのような都会的歯科クリニックですか

▶子供がワイワイ、楽しく集まって、ハミガキやお口の健康について楽しみながら学び、ケアしていける小児・こども予防歯科ですか

▶昔ながらの医院としてのポジションを大切に信頼と実績をベースに普通の歯科医院のイメージを守り抜きますか

コレ以外にもまだまだ、いろいろなコンセプト、方向性、目的が考えれますよね。

大切なのは、自分の歯科医院のカラーを鮮明に打ち出すこと。

キレイな歯科医院というだけでは、開業したり改装した今は確かにキレイだけど10年経てば普通の歯科医院になってしまいます。
(逆転の発想でずっとキレイでいるために3年毎に内装、外装やり替えていくっていう手もありますけどね)

 

どれも大切なのは、ぶれないこと。

目的地までブレない一本道を行く

時代の流れや医療技術の進歩に合わせて変化していくことは避けられませんが、基本ラインを崩さず、進むべき一本道を示してあげることがリーダーの役割であり、患者さんや地域の住民、そしてスタッフの信頼を勝ち取ることにつながります。

交響楽団を率いていたのに、
「いきなりパンクバンドに転向しました」

となってしまっては、

「はあーん、あの人大丈夫なんかぁ〜」
となってしまうのです。

基本ライン=「道」は決まりましたか?(もう決まってますよね)
これは歯科医院という「劇場」もしくは「舞台」が決まったということです。

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では次に演目を決めましょう!

何を上演しますか?

これは、メインの診療内容と考えてイイと思います。

演目が決まったら「脚本」が要る

今回のタイトルに
「院長はプロデューサーであり、演出家たれ?!」

と書きましたが、同時に脚本家でもあるのです。
筋書きを立て、劇団員であるスタッフにそれぞれの役割を割り振り、台本を渡し、セリフを練習させ、リハーサルを行って、自信をつけさせ、本番を迎えます。

時には、配役のミスマッチを感じ、役割の変更や新人のオーディションによってメンバーの入れ替えが必要になるかもしれません。

さらに新たな演目を上演する(診療内容を増やしたり、チェアを増やしたりする)ことになれば、新人募集だけでなく、院内でも再度オーディションを行ったり、実績のある即戦力俳優をヘッドハンティングしてくる必要があるかもしれませんね。

こんな感じで、歯科医院をひとつの劇場、劇団とそれを構成する演出陣、俳優陣などに見立ててプロデュースするという感覚で捉え直してみると新たな気づきが生まれるはずです。

そして、プレッシャーや苦痛に感じていた経営という部分に少し興味が湧いたり、楽しく感じてくるかもしれません。

 

医療法人などで多店舗化している先生なら

秋元康さんのように、
1店舗目は「AKB48」、
2店舗目は「SKE48」というように、似たような構成員でもちょっとずつキャラクター設定を替えたり、役割・ポジショニングを与えたりすることで、店舗ごとの特長を出しつつ、店舗間での競争心も生み出していくことを考えると良いでしょう。

総合プロデューサーになって、脚本も自分で書いて、スタッフに役割とやりがいを与えてあげて下さい。

居場所があると感じたスタッフは、きっと想像以上の働きをしてくれるでしょう。

そして、このような仕組みが出来上がれば、「歯科衛生士の求人」にもスタッフ教育にも困ることは少なくなるはずです。

それでは、また。

運営者「歯科医のための年収UP講座」主宰

投稿者プロフィール

「セカンドオピニオン推進委員会」代表。

15年以上に渡り、1000名以上の歯科医に「増患・自費率アップ」など、Webを中心とした歯科医院のマーケティングノウハウを指導してきた実績をもつ。

現在は、経験を生かした発展型歯科コミュニティー「歯科医のための年収UP講座」主宰を通じて、専門分野であるマーケティングの枠にとどまらず、歯科食育士検定事業・食育(予防歯科医療)・スタッフ教育(接遇)・医療法人化・資金の最適化・資金調達・税務・保険・投資・事業承継・相続など、歯科医院経営にまつわる問題に関する講座やセミナーを企画・プロデュースし開催している。

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