「清明」(せいめい)からの15日間【マンネリ歯科に変化をもたらす七十二候(しちじゅうにこう)5】

清明(二十四節気)

二十四節気の5番目「清明」(せいめい)

2023年の「清明」は、4月5日

二十四節気とは、文字通り1年間を24の区分(節気)に分けて季節を表したもの。
シリーズ第5回目は、「清明」
何か陰陽師みたいな時節名ですね。(あ、それは一字違いの「晴明」ですね)

この「清明」
あまり耳馴染みがないのは私だけでしょうか?!

沖縄では「シーミー」としてお墓参りに行き、大きなお墓の前で飲んだり食べたりする行事として定着していますね。

「シーミー渋滞」も発生するそうです。

地域に根付いている行事、大切にしたいですね!

さて、
「立春」から数えて5番めの節気となるのが「清明」です。

木々の緑が芽吹き、いろいろな花が咲き始め、越冬したツバメが返ってくる頃を表しているのですが・・・
京都ではリアルタイムで、桜が満開。

場所によっては、葉桜も見え始め、咲き誇る期間の短さに寂しさを覚えながらも、だからこそ「価値」があり、日本人の心の拠り所のひとつになっているのだと実感します。

ちょっと脱線しますが、この感情・心理はビジネスでも活用されている重要なものです。
どういうコトかと言うと・・・
それは、

桜がもし、1年中咲いていたらここまで日本人が心待ちにすることはなくなりますよね。

寒く、つらい冬の終わりを決定的にし、心を晴れやかにしてくれる象徴として「桜」が日本人の脳裏に焼き付けられているのです。
だからこそ、ニュースで伝えられる「桜前線」の動向を毎日聞いては、近所の桜のつぼみが膨らむのを毎日観察しながら、いまは一分咲だ、三分咲だ、五分咲になった、そしていまが「満開」で最高だ!

「いや、うちの近所はまだ七分咲きだから日曜までは見頃ですよ」

とちょっと自慢気に言葉を交わすおじさま、おばさま方を想像してみてください。

 

年に一度【約一週間の期間限定イベント】

だからこそ、価値があり、皆があっちがいい、こっちの方がキレイとお気に入りの場所を探しまわるのです。
先生の医院で、強く印象付けたい治療があるのなら、期間を区切った特別感のあるイベント(お祭り)感を演出することで、一気に注目が集まるのです。脱線しましたが、「桜まつり」的な期間限定イベントやキャンペーン是非年間を通して企画してみて下さい。

もちろん、何かを売るためだけに行う必要はありません。

「歯磨き徹底週間」とか「食生活見直し月間」とか「新生活はじまる!朝ごはんを食べよう運動」とか、季節とイベントをうまく関連付けて「患者さんのQOL」を高めていく教育・啓蒙活動をベースにしていくといいですね。

そのための基礎知識として「二十四節気」も是非参考にしてみてください。

 

では医院づくりの話題はこの辺りまでにして、

改めて・・・

二十四節気の「清明」

「清明」は自然や生きものが生き生きと清らかに輝く頃という意味。

ここからの15日間をさらに細かく表現した「七十二候」

またまた、今回も「初候」から見ていきましょう!!

【初候】つばめきたる(玄鳥至)
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冬を越したツバメが、帰ってくる季節。
今でもツバメが軒先に巣を作ると幸運をもたらすとされていますよね。
それだけ、この時節のもつ意味合いは大きかったのだろうと想像にかたくありません。

【次候】こうがんかえる(鴻雁北)
雁

こんどは、逆に日本を去っていく生き物「雁」の様子ですね。
寒い冬を求めてやってきていた雁たちが、日本を離れます。
次に目にするのは来年の秋の終わりごろでしょうか。

 

【末候】にじはじめてあらわる(虹始見)
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急激に育った山の木々の新緑に虹がかかる光景が見られるのがこの頃。

若い生命力あふれる木々の芽吹きの香り、一斉に伸びる枝や葉。
その様子は、自分でもコントロール出来ないほどの感情を持て余す思春期のこどもたちのように感じます。

それほど、可能性と未来を感じさせる時節と言えます。

変化は刺激的、人の心をくすぐるもの

ちょっとした変化があるだけで、人の脳は活性化されて印象に残る可能性は高まります。
掲示物を変えたり、花を活けたり、備品の配置を変えるだけでも変化ですよね。

何年も前の女性雑誌をすっと置いているクリニックをたまに見かけますが、それくらいなら何も無いほうがましなくらいです。
経費を抑えたいなら医院の患者さんの年齢層などに合わせて厳選した1種類か2種類の雑誌を定期購読して、3カ月分程置いておけば良いのです。

それも難しいなら、TVで話題の料理のMook本や人気マンガの単行本、キレイな写真集などにして半年に1回位入れ替えたり、追加するなど変化をつくる工夫をして欲しいのです。

月刊誌や週刊誌は、旬の食材みたいなものですから新鮮な最新版でないと台無しです。
例えるなら、最終更新日が、2年とか3年前のブログと同じこと。

そんなブログなら無いほうが印象が良いのと似ているいうことです。
中途半端になるなら、すべてなくしてすっきりとした待合室にするのもひとつの選択肢です。

「そういうことは、よく分からないなぁ」

という方、
医院だけでは、何をどうしていいかわからない場合は、ご相談下さい。
お手伝いできますよ。

歯科医院をもっと日本人にとって身近な存在にして、受診率倍増を実現するためにより楽しい居心地良い医院空間=「場」の創造に取り組んでみませんか!
それでは、また。


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「場」と「空間」づくりで
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運営者「歯科医のための年収UP講座」主宰

投稿者プロフィール

「セカンドオピニオン推進委員会」代表。

15年以上に渡り、1000名以上の歯科医に「増患・自費率アップ」など、Webを中心とした歯科医院のマーケティングノウハウを指導してきた実績をもつ。

現在は、経験を生かした発展型歯科コミュニティー「歯科医のための年収UP講座」主宰を通じて、専門分野であるマーケティングの枠にとどまらず、歯科食育士検定事業・食育(予防歯科医療)・スタッフ教育(接遇)・医療法人化・資金の最適化・資金調達・税務・保険・投資・事業承継・相続など、歯科医院経営にまつわる問題に関する講座やセミナーを企画・プロデュースし開催している。

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