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- 春のお彼岸ですね【いつ来ても同じだと感じさせないための暦の知識】
暑さ寒さも彼岸まで
いよいよ春がやってくる!
そう感じさせる春のお彼岸の「彼岸入り」
2023年(令和5年)は、今日3月18日(土曜日)が彼岸の入りです。
御存知の通り、お彼岸は春と秋の年2回。
期間はそれぞれ、春分の日と秋分の日を真ん中にして前後3日の合計7日間です。
今年は、「春分の日」が3月21日
桜の開花も早めの今年の春は絶好の行楽日和になるといいですね。
天気予報では、お彼岸に合わせたかのように寒さが和らいで、春らしくなりそうですね。
良い天気に恵まれて皆がウキウキ、春気分に浮かれる陽気になるといいですね!!
世の中も景気も「気分」で決まる
景気が悪い、年金は破綻している、国債の問題、マイナス金利・・・。
連日、マスコミ・報道各社、TV・ニュースでは、悲観的なことばかり報じています。
歯科院経営に直結するものでいうと、健康保険の崩壊です。
でも、全部鵜呑みにしてはいけません。
なぜなら、
BAD NEWSの方が視聴率があがる?!
からなのです。
何にも問題ありません。
これから良いことばかり起こりますよ!
という状況では、ニュースは見られなくなりますし、新聞も読まれなくなり、ネットニュースも閲覧回数は下がります。
人は安心した状況では、情報を収集しようという本能が働かない
もし、日本やアメリカにミサイルが発射されたとしたらどうしますか?
TVをつけ、スマホやPCで検索し、食い入るように情報収集に励むに違いありません。
自分の住む都市は、地域は大丈夫なのか?
あらゆる媒体やツールを駆使して最新情報・ニュースを得ようとするでしょう。
悪いニュースばかりなのは、そういうことなのです。
景気を良くしたいならマスコミが明るいニュースを増やせばいい
本当は、景気は上向き、給料は上がる、老後も安心!という報道を増やせばもっと簡単に世の中は良くなると思います。報道というのは、どのように報じるかでニュアンスが変わってきますよね。それが、同じ事実だとしてもです。報道側の意図に左右されるのです。特にTVは編集でどのような順番で、どのようにつなぎ合わせるかで別の事実と錯覚させることだって簡単です。
芸能ニュースやワイドショーなんてそんなことばかりやってますよね。でもそれでは、先程書いた通り、視聴率が上がらない→結果スポンサーがつかない→恐怖を煽って視聴率を上げる・・というサイクルが生まれるのだと考えられます。
でもBAD NEWSだけでも視聴者はしんどくなって、チャンネルを変えてしまいます。
だからニュースには必ず、スポーツニュースや天気予報、赤ちゃんが生まれたよニュースやワンちゃん、猫ちゃんなどのペット映像などがあるのだと思います。
今日もきっと、彼岸の入りの話題から始まり、桜の開花予想に大きくスポットがあたるはずです。
患者さんへの情報提供も同じ
安心です、大丈夫ですよ!だけでは、人は動きません。
マスコミのやり方から学べることは、興味・関心を引きためには「恐怖を覚える情報」を盛り込む必要があるということです。
ポイントは、すべて安心でも、すべてダメでもなく、「ちょっとだけ心配なことがある」という情報をささやいて教えてあげることなのです。
口腔環境が良好な患者さんなら
「このまま頑張りましょうね。いい状態ですよ!でも、ちょっと奥歯に磨き残し(プラーク)がありますので、定期的にお掃除に来てもらった方がいいのと奥歯が磨きやすい歯ブラシをご紹介しておきますね・・・」
と言ってあげれば親切ですし、歯ブラシも買ってくれるでしょうし、リコールも確実です。そんな関係性を構築した上で、将来、その方の歯が悪くなれば、必ず先生のオススメの方法で治療してくれるでしょう。
逆に患者さんの口腔内がすごくひどい状態の患者さんには、
「ちょっと、傷んでいる部分があるのと、歯周病(・・わかりやすく言うと歯槽膿漏って思ってもらってもいいですけど)が結構進んでますね。しっかり、治療とケアしていかないと食べるのが楽しくなくなっちゃいますよ。でも、いまからケアしていけば大丈夫ですから、一緒に頑張っていきましょう!」
と励ましてあげれば良いと思います。
(たとえ本当にひどい状態でも!)
すべて否定されると拒否・拒絶反応が出てしまいますので、あくまでサポートしますよ!応援しますよ!というスタンスが必要になります。
患者さんが先生やスタッフを信頼して、心をひらいてくれてから少しずつ指摘することを増やしていけば受け入れてくれるものです。
(こういう状態をラポールが形成されていると言います)
気分よく通院できる空間づくり
いずれにしても患者さんにとって「通院するというのは結構大変なもの」です。
時間的なこと、金銭的なこと、精神的なこと・・・患者さんによって色々ですが、何かを犠牲にしたり、負担になったりした上で通院してくれるものです。
そんな患者さんが少しでも心地良く通院できる環境にしてあげて欲しいのです。医院の立地や患者さんの特性に合わせて、工夫してみてください。
この時期なら、どんな花や植物を飾れば心が華やぐでしょうか?
音楽を流すなら、どんなものが穏やかになれるでしょうか?
「ひばり」の鳴き声なんかもイイかもしれませんね。
環境音楽とか、ネットで検索すればきっとぴったりのものが見つかるはずです。特に特別な設備投資も要りません。使わなくなった古い「CDラジカセ」(言葉自体古い!)にCDを入れて流せばいいですし、容量不足になって放置してあるipodなんかにスピーカーを繋いでもいいですし、方法は何でも良いのです。
お花が得意な女性スタッフがいるなら、数日ごとに新しい花を飾っていけばどんよりしていた待合室が一気に華やかな空間になるでしょう。工夫すれば、月数千円の経費で、劇的に雰囲気を変えられるものです。
いかがでしょう?
書いたことはあくまで一例に過ぎません。
先生の歯科医院で出来そうなこと、何か思い浮かんだでしょうか?
思いついたことがあったら書き留めておいて、できることから取り組んでみてください。
人は気分ひとつで、まったく違う行動をとるものです。
たったそれだけのこと(治療とは関係ないことでも)で、評判もまったく変わってくるので、ぜひ試してみてください。
それでは、また。