二十四節気の10番目「夏至」(げし)
2023年の「夏至」は、6月21日
一年で最も昼間の時間が長い日
今年の夏は、猛暑の予想
このフレーズは、もう聞き飽きたと感じてしまいますね。
制限のない久しぶりの夏がやってきます。
とはいえ、コロナがなくなったわけではなく・・
地域によっては次の波の予兆が報告されていたり、最近罹患した方に聞くとメチャクチャしんどかったとおっしゃってましたので恐れすぎずに引き続き準備や対策は必要ですよね。
そうなると、熱中症のリスクを背負いながらコロナ対応ライフスタイルの夏も4年目ということに!
出来れば普通の暑さが経済にとっても私たちの健康にとってもベターなのでしょうけど、自然は思うようにならないもの。
だからこそ、日本の先人たちはこの「二十四節気」・「七十二候」などの季節表現を生み出し、農業をはじめとする生活の指針としたのではないかと想像するところです。
では、本題へ!
二十四節気シリーズ、第10回目いってみましょう!
「夏至」
言わずと知れた「一年でいちばん昼間の時間が長い日」
夏の到来を告げる時節です。
実際の日本列島は、ほぼ全域で梅雨真っ只中。
近年では、シトシト雨というより亜熱帯的なザーザー豪雨が多くなり、災害になってしまう危険性も増しています。
わずか1〜2時間で冠水、浸水することもあり、十分な注意が必要になっています。
気象庁の線状降水帯情報配信もスタートしました。
これまでの常識や経験を過信し過ぎることのないよう天候の急変には十分注意しましょう!
【初候】なつかれくさ かるる(乃東枯)
冬場(冬至の頃)に芽を出した夏枯草(かごそう)が枯れる頃。
これから生えたり、咲く植物ではなく、枯れることにフォーカスしたところに粋を感じます。
緑が豊かな時期を通り越して、暑さに耐える時期だからこそ、敢えて枯れることに注目して気分転換をはかろうとしたのかもしれませんね。
もしくは、寒さに凍える冬よりは暑い夏のほうが良いという意味でしょうか?!
【次候】あやめ はなさく(菖蒲華)
あやめが咲く頃。
あやめが咲くこの頃を梅雨入りの目安としていたそうです。
【末候】はんげ しょうず(半夏生)
からすびしゃく(半夏)が咲く頃。
この頃までに、田植え関連の農作業を終えておく目安としたといいます。
半夏は漢方薬として利用されていますね。
昔の人達は、植物を季節や農作業の目安としたり、病気の予防や治療薬として活用したりしていたことが分かります。
その知恵がいまも引き継がれていることは、不思議な感じがします。
医療の進化は、突然起こることではなく、先人からの長い道筋の上に成り立っているのだと思うと重みを感じます。
7月に入ると京都は一気に祇園祭の空気が高まります。
7月17日の山鉾巡行の朝に雨が上がり、梅雨明けするのが一番気分を盛り上げます。
そしてその翌週は大阪の天神祭です。
京都とはうって変わって「水」のお祭りです。
どちらも関西の夏の到来を告げる大切なお祭りです。
皆さんの地域でも、夏には気分が盛り上がるお祭りが多く行われるのではないでしょうか。
そういう地域の空気に合わせたイベントやプチキャンペーンを行うと、患者さんの目に見えない一体感や医院との結びつきを強める効果がありますので、流れに乗っかって企画をしてみてください。
ちょっとした関連グッズやお便りを手渡しするだけで、随分と口コミ効果が期待できます。
小さな喜びの積み重ねを行うことで、長期安定経営に結びつくものです。
目先の効果ばかりを追いかけず、長い目で評判と口コミを高めるための「印象付け戦略」を考えていきましょう!
それでは、また。
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