二十四節気の13番目「立秋」(りっしゅう)
2024年の「立秋」は、8月7日
暦の上では早くも秋の訪れを告げる「立秋」です。
日本各地、特に盆地の都市やフェーン現象の影響が大きい山地のある地域では軒並み38℃以上の高温が観測され、秋は遠い先の印象ですが、まもなく「お盆休み」もやってきて、少しずつ秋へと近づいていることを感じ始める時期ですね。
暑中見舞いが「残暑見舞い」に変わるのも立秋が基準とされていると思いますので、暑さが一段落していくのと同時に夏の終わりを意識し始め、少し寂しい気分にもなるはずの時期です。
メダルラッシュに沸くパリオリンピック2024もまもなく閉幕。様々なドラマが繰り広げられました。
東京オリンピックがコロナ禍の影響で1年遅れの開催ため、変則的な3年間隔で開催、やっぱり大勢の観客の見つめる中での盛り上がりは良いですね。
パリオリンピックは新たなスタジアムや施設を建設せず、歴史的な建造物を活用したり、仮設の観客説は応援が盛り上がるとゆらゆらと揺れるという報道もありました。また、選手村の部屋にエアコンがなかったり、食堂の食事も代替肉が使われたりといった環境配慮も話題となりました。不満を漏らす選手もいたようですが、オリンピックの新しい開催方法を示し転換点となるかもしれませんね。
もうかなり前の話になってしまいましたが、2016年は8月6日にリオオリンピックが開幕しました。
南米大陸初のオリンピック、開会式も今までのオリンピックとはひと味違った印象でした。
福山雅治さんもコメントしていましたが、開会式の演出で現れた「五輪マーク」がグリーン一色だったのがとても斬新に感じたのです。
私たちには自然と五輪マークは5色であるものだというイメージが刷り込まれていますので、当然のように開会式の演出でも「そういう前提」で勝手な想定をしていたはず。
そういう前提を持って観ていたところに「ブラジルカラー」であるグリーンに染まったスタジアムに現れたマークまでもがグリーンだったことに新鮮さを感じたのだと思います。
広告やキャッチコピーの世界でよく言われる「いい意味で裏切られた」って言うやつですね。
同じように歯科医院経営でも患者さんへのサービス提供や治療の案内、プランなどを考えるときにも自然と固定概念に縛られていることが多いものです。
医療であること以外は、固定概念の枠を取っ払って考えることが出来れば、きっと他院との差別化を図ることが出来て開業地域で評判の歯科医院になるでしょう。
自ずと人に言いたくなる医院=口コミが発生してしまうというわけです。
今回もいってみましょう・・二十四節気シリーズ、第13回目!
「立秋」
【初候】すずかぜ いたる(涼風至)
日中の激しい暑さ、強い陽射しには衰えがみられず、うんざりしてしまいますが、朝晩のちょっとした風に秋の気配を見出すことが出来る頃。
虫の音にも秋の気配を感じることが少しずつ増えてきます。
郵便ポストに届くハガキが「残暑見舞い」に切り替わり、「あと少しで暑さが一段落してくれるのでは?!」と期待してしまう時期ではないでしょうか。
そして、何と言ってもあと数日でお盆休み。
休みなく働いてきた院長先生やスタッフの皆さんにとっても、仕事と暑さで疲れた身体を休め、一息つける時期が間近です。
【次候】ひぐらし なく(寒蝉鳴)
早朝や夕方にヒグラシが鳴く頃。
正式には盂蘭盆会と呼ばれているお盆もちょうどこの時期。
お盆が過ぎると暑さが和らぐというのが日本人の常識となっています。
お盆まで辛抱すれば何とかなると誰もが思っているはず。
13日には迎え火を焚き、先祖を迎えて、16日には送り火を焚いて、また送り出す大切な習慣。
日本人にとって、心が平安になる行事であり、ひとつの区切りとなっている時期ですね。
【末候】ふかききり まとう(蒙雨升降)
朝晩の気温が下がり、寒暖の差が生まれ始めると霧が発生し始めます。
最近の都市部では霧の発生は珍しくなってしまいましたが、昔の人々はこのような自然現象を感じ取ることで、季節の移り変わりを感じ取る豊かな感性をもっていたのですね。
そういう感性を忘れないようにしたいものです。
この時期は気温差に合わせた服装や寝具に気を付けたい時期でもあります。
食生活と共に体調管理に十分気をつけて、夏バテを引きづらず、充実した診療体制で患者さんを迎えたいですね。
それでは、また。
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