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「啓蟄」(けいちつ)からの15日間【マンネリ歯科に変化をもたらす七十二候(しちじゅうにこう)3】
二十四節気の3番目「啓蟄」(けいちつ)
2024年の「啓蟄」は、3月5日。
二十四節気とは、文字通り1年間を24の区分(節気)に分けて季節を表したもの。
天文学的には太陽の通り道である黄道が345度になるときのこと。
太陰太陽暦を使っていた時代の生活の知恵でもありますので、現在の太陽暦では実際の季節感よりも少し早めになりますので必ずしもシックリこない場合もありますが、イベントや医院空間づくりを考えた場合、好都合といえます。
二十四節気は「立春」から始まると考えますので、
「啓蟄」は、第3番めの節気ということになります。
今回も、「啓蟄」からの15日間の移り変わりをさらに細分化した「七十二候」ではどのような気候や景色の変化を捉えて表現しているのでしょうか?
さっそく見ていきたいと思います。
歯科医院の待合室など「空間」を変化に富んだ「楽しい場」に変えるためにも旧暦や日本古来の細やかな表現で季節感を再認識していくことをオススメしています。
患者さんとの会話や待合室の雰囲気作りのヒントにしてもらえたら嬉しいです。
現在(2024年)の暦で言うと、3月5日頃〜の15日間ということになります。
改めて、ここでおさらいしておきましょう!
七十二候(しちじゅうにこう)」とは、
「二十四節気(にじゅうしせっき)」の節気をさらに【5日ずつに3等分】し、季節を示す名称をつけたもの
「七十二候は」日本独自に発達したもので、より日本の気候・風土を細かく表現しています。
15日間を5日ずつ3等分して、【初候→次候→末候】とし、それぞれの期間の象徴的な自然現象を表現しているのです。
それでは、「啓蟄」の初候からみていきましょう!
【初候】すごもりのむし とをひらく(蟄虫啓戸)
冬眠していた虫や蛙などが姿を現し、活動を開始する頃の様子を表しています。
まだまだ寒い日もあるのですが、もう間もなく春が訪れることを予感させ、明るい気持ちになることが出来る時期ですね。
個人的には、冷たい空気と温かい空気のせめぎ合いが起こっているのを思い浮かべる季節です。大気の状態が不安定でもあるため、春の嵐が起こり「春雷」と呼ばれる雷が鳴り、それに驚いた虫たちが目を覚まして這い上がってくるという昔のひとたちの想像力の豊かさを垣間見られるように思います。
【次候】もも はじめてさく(桃始笑)
桃のつぼみが膨らみ花も咲き始める頃。
その様を「笑」と表現しているところに豊かさとユーモアのセンスを感じます。つぼみがふっくらと膨らんだ様子が微笑むようだと言うことらしいのです。
【末候】なむし ちょうとなる(菜虫化蝶)
厳しい冬を乗り越えた蝶のさなぎ。その「さなぎ」が美しい蝶に羽化する様子を表しています。
菜虫というのは、ダイコンやキャベツなどの葉につく青虫のこと。
青虫がキライな女性にとっては、ゾミゾミとしてしまう恐怖の時期の訪れかもしれません(笑)
実はこの「啓蟄」には主だった行事はないようですね。
冬場に害虫駆除のために撒いた「こも」と呼ばれるわらを焼く行事が各地で行われるくらいでしょうか。
旬の食材としては、魚なら「サヨリ」、野菜なら「葉わさび」「わらび」などです。
もちろん、春キャベツや「新玉ねぎ」などがおししい季節にもなります。関西ですと「淡路島の新玉ねぎ」が出回り始め、とても美味しいので楽しみな時期でもあります。
本格的な春の到来まであと少し。
同時に花粉症がひどくなり始める人も多いのもこの時期。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみ・・・とてもつらいですね。
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